タマリュウは植えてはいけない、なんて話を聞いたことがありませんか?
実はこれ、私もご近所のGさんから「タマリュウって庭に植えたら大変なことになるって聞いたけど本当?」と聞かれて、「えっ、そうなの?」とちょっとびっくりした経験があるんです。
確かにインターネットで調べると「植えてはいけない植物」として名前が挙がることもあって、不安になる気持ちはよくわかります。
でも実際のところ、タマリュウは植えてはいけない植物とは言い切れません。ほとんどの「植えてはいけない理由」は誇張や誤解によるものです。
まず結論を先にまとめると……
- タマリュウが「植えてはいけない」と言われる理由の多くは誇張・誤解・好みの問題
- 本当に注意すべきデメリットは「成長が遅い」「植え付け直後は雑草が生えやすい」の2点
- 日陰・半日陰のグランドカバーとしては優秀で、初心者にも扱いやすい植物
「でも、ネットにあれだけ書いてあるなら、何か問題があるんじゃないかな…」と思いますよね。
そのモヤモヤを解消するために、この記事ではよく言われるデメリット・噂の真偽を一つずつ検証していきます。
タマリュウのリスクや知識をしっかり把握したうえで、あなたの庭に向いているかどうかを判断しましょう。
タマリュウを植えてはいけない5つの理由
タマリュウを「植えてはいけない」と言われる理由はいくつかありますが、その中で実際にデメリットとして当てはまるものとそうでないものがあります。
ここでは真偽判定を★の数(★が多いほど真実に近い)で示しながら、本当に注意すべきポイントを整理します。
- 理由1:雑草が生えやすくなる ★★★★★(本当)
- 理由2:成長が遅い ★★★★★(本当)
- 理由3:踏まれると傷む ★★★☆☆(部分的に本当)
- 理由4:病害虫が発生することがある ★★☆☆☆(やや本当)
- 理由5:枯れることがある ★★☆☆☆(条件付きで本当)
なお、「増えすぎる」「庭を占領する」「冬に枯れる」「他の植物を枯らす」「外来種だから危険」といった噂については、いずれも誇張・誤解・誤りであり、タマリュウは特に危険な悪影響をもたらす植物ではありません。
理由1:植えたばかりは雑草が生えやすい
真偽判定:★★★★★(本当)
タマリュウを植えた直後は、株と株のあいだに隙間ができています。
その隙間から地面が見えている状態のときは、雑草が生えやすくなるんです。
なぜ雑草が増えやすいのか
タマリュウは地面を覆うように育つグランドカバーとして優秀な植物ですが、その力を発揮するまでに時間がかかります。
地面をしっかり覆ってしまえば光が入りにくくなるため、雑草が生えにくくなる効果があります。
でも、植え付け直後はまだ株が小さく、株間が大きく空いているので、そこに雑草の種が落ちて発芽しやすい環境になってしまうんです。
対策は?
- 植え付け直後から1〜2年はこまめに草取りが必要
- 株間にバークチップやウッドチップを敷いてマルチングすると雑草が出にくい
- 防草シートを使う場合は、タマリュウの生長を妨げないよう植え穴をしっかり開けて使用する
「植えたらすぐ楽になる」というよりも、タマリュウが茂るまでの2〜3年は、雑草対策を続ける覚悟が必要です。
でも逆にいえば、そこを乗り越えれば雑草が減って管理がグッと楽になります。

植え付け初年度の草取りが一番の山場です。そこを乗り越えたら、グッと手間が減りますよ。
理由2:庭全体を覆うまで時間がかかる
真偽判定:★★★★★(本当)
これはタマリュウに関するデメリットの中で、もっとも事実に近い話です。
タマリュウはとにかく成長がゆっくりで、庭全体を緑で覆うまでに2〜4年かかることも珍しくありません。
どのくらいゆっくりなのか
- 年間の横への広がりは、株あたり数cm〜十数cm程度
- 購入直後の小さなポット苗から全面被覆まで、2〜4年が目安
- 株をたくさん購入して密植すると被覆が早くなるが、コストがかかる
「来年の春には一面緑にしたい!」という目標には、正直向いていません。
ただし、これは「植えてはいけない理由」ではなく、「性質を理解したうえで選ぶべき理由」と考えるのが正確です。
芝生のように早く広がってほしい場合は、植える株の数を多めにするか、別の植物を選ぶ方が合っているかもしれません。
理由3:踏まれると傷む
真偽判定:★★★☆☆(部分的に本当)
「タマリュウは踏圧に強い」と紹介されることがありますが、これは完全に正しいわけではありません。
どの程度の踏みつけに耐えられる?
- 飛び石の間や、たまに人が通る程度の場所には十分耐えられる
- 毎日歩くような通路には向かない
- 子どもが走り回るような場所には不向き
芝生と比べると踏みつけへの耐性は低く、頻繁に人が通る動線には使わず、眺めるための緑として活用するのがタマリュウの正しい使い方です。
飛び石や庭石の周囲、庭木の根元など、「飾り」として植える場所に使うのであれば問題ありません。
理由4:病害虫が発生することがある
真偽判定:★★☆☆☆(やや本当)
タマリュウは比較的病害虫には強い植物です。
ただし、まれに以下のような虫が発生することがあります。
- ナメクジ:雨の多い季節に葉を食害することがある
- カイガラムシ:高温乾燥時に発生しやすい
いずれも深刻な病気になることは少なく、一般的な宿根草と同程度のリスクと考えればよいでしょう。
見つけたら早めに駆除することで、大きなダメージは防げます。
「病害虫が発生するから植えてはいけない」という理由には、少し誇張がある印象です。
理由5:環境によっては枯れることがある
真偽判定:★★☆☆☆(条件付きで本当)
タマリュウはかなり丈夫な植物ですが、以下の環境では傷んだり枯れたりすることがあります。
- 水はけが極端に悪い場所(根腐れの原因になる)
- 真夏の強烈な直射日光と乾燥が重なった場合
- 長期間の踏みつけが続く場所
- 植え付け直後に水切れが起きた場合
- 寒冷地で強い凍結を受けた場合
「普通の庭」であれば、まず問題になることはありません。
一時的に葉が茶色くなっても、根が生きていれば春に新しい葉が出てくることも多いので、すぐに諦めないことが大切です。
【結論】タマリュウは「植えてはいけない植物」ではない
ここまで5つの理由を見てきましたが、どんな印象を持ちましたか?
正直に言うと、タマリュウを「植えてはいけない」と言われる理由のほとんどは、誇張・誤解・好みの問題によるものです。
「増えすぎて庭を占領する」「他の植物を枯らす」「外来種だから危険」「冬に枯れる」といった噂については、どれも事実と異なります。
本当に注意すべきポイントをまとめると、以下の2点に絞られます。
- 植え付け直後の2〜3年は雑草対策が必要
- 庭全体を覆うまで時間がかかるため、すぐに景観を整えたい場合は不向き
この2点さえ理解したうえで植えるなら、タマリュウは初心者にも扱いやすく、手間の少ない優秀なグランドカバーです。

「じっくり育てる楽しみ」がある人にとっては、タマリュウはかなり頼もしい存在ですよ!
タマリュウを植えてはいけないと聞いて不安な人のQ&A
「タマリュウは植えてはいけない」という噂に不安を感じている方のために、よく寄せられる疑問をまとめました。
育て方や活用法のリスク・知識もあわせてチェックしてみてください。
- グランドカバーにするとデメリットばかり?
- 風水ではどんな評価?
- 植え付け時期と植え方で絶対守りたいことは?
- 増やし方を教えて?
- 枯れることもある?
- 苗の値段は?種も売っている?
- 龍の髭とタマリュウの違いは?
- 何年生きる?
グランドカバーにするとデメリットばかり?
結論から言うと、デメリットばかりではありません。
場所や用途に合えば、タマリュウはグランドカバーとしてかなり優秀な植物です。
メリット
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 常緑性 | 一年中緑を楽しめる |
| 日陰への適応 | 半日陰・日陰でも育つ |
| 芝刈り | 不要 |
| 肥料 | ほぼ不要 |
| 病害虫 | 少ない |
| デザイン性 | 和風・洋風どちらにも合う |
デメリット
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 被覆の速度 | 全面を覆うまで時間がかかる |
| 初期の雑草 | 植え付け直後は生えやすい |
| 踏みつけ | 頻繁な通行には不向き |
| 景観整備 | 早く整えたい場合は不向き |
つまり、「デメリットばかり」というわけではなく、目的に合う場所を選ぶことがタマリュウ活用の最大のポイントです。
飛び石の間や庭木の根元など、「人がほとんど歩かない場所の緑化」には特に向いています。
風水ではどんな評価?
タマリュウは風水的に見ると、比較的縁起のよい植物とされています。
常緑植物であることから「安定」「家庭運」「健康運」を象徴するとも言われ、庭に積極的に取り入れる方もいます。
風水でおすすめされる植え場所
- 玄関アプローチ
- 庭の飛び石周り
- 建物の東側・東南側
地面を覆うように育つ性質が「気が流れすぎるのを穏やかに抑える」と解釈されることもあります。
ただし、風水には流派によって解釈の違いがあります。
科学的な根拠があるわけではないので、「庭づくりを楽しむ際の参考」程度に捉えるのがちょうどよいと思います。

「縁起が良い」と聞くと、なんだか植えるのがさらに楽しみになりますよね!
植え付け時期と植え方で絶対守りたいことは?
タマリュウの植え付けで成功するためには、時期と手順の両方が大切です。
特に「水はけのよい場所を選ぶこと」と「適切な時期に植えること」が最重要ポイントになります。
植え付けに適した時期
- 3〜5月(春)
- 9〜10月(秋)
真夏や真冬の植え付けは根付きが悪くなるため、できる限り避けましょう。
植え方の手順
- 雑草や石を取り除いて土を整える
- 水はけが悪い土には腐葉土や川砂を混ぜて改良する
- 株元が深く埋まりすぎない深さに穴を掘る
- 株間を10〜15cm程度空けて植え付ける
- 植え付け後はたっぷりと水を与える
植え付けから1か月ほどは、土が乾きすぎないよう水やりの管理を続けると根付きがよくなります。
「最初の1か月が肝心」と覚えておきましょう。
増やし方を教えて?
タマリュウを増やすなら、株分けが最も簡単で確実な方法です。
種からの発芽はかなり時間がかかるため、家庭では株分けが一般的になります。
株分けの手順
- 株全体を掘り上げる(根を傷めないように丁寧に)
- 根を数株ずつに分ける
- 古くなった葉や傷んだ根を取り除く
- 新しい場所に植え付ける
- たっぷりと水を与えて定着させる
株分けは春または秋に行うと成功しやすく、植え付けから1〜2年で再びしっかり茂ります。
「お金をかけずに株を増やしたい」という場合は、株分けを活用するのが一番スマートな方法です。
枯れることもある?
タマリュウは丈夫な植物ですが、環境によっては枯れることもあります。
ただし、「葉が茶色くなった=枯れた」と決めつけるのは少し早いかもしれません。
枯れる主な原因
- 水はけの悪い場所での根腐れ
- 真夏の極端な乾燥と強い直射日光
- 頻繁な踏みつけによるダメージ
- 植え付け直後の水切れ
- 寒冷地での強い凍結
一時的に葉が茶色くなっても、根が生きていれば春に新しい葉が出てくることが多いです。
慌てて抜いてしまわずに、春まで様子を見てあげるのがポイントです。
苗の値段は?種も売っている?
タマリュウはホームセンターや園芸店で手軽に購入できます。
価格の目安は以下のとおりです。
| 種類 | 価格の目安 |
|---|---|
| 9cmポット苗(1株) | 200〜500円前後 |
| まとめ売り(10〜40株) | 2,000〜6,000円程度 |
広い面積をカバーしたい場合は、まとめ売りを利用すると費用を抑えられます。
種は売っている?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種の入手しやすさ | 一般の園芸店ではほぼ販売なし |
| 発芽までの期間 | 時間がかかる |
| 家庭での増やし方 | 株分けが一般的 |
タマリュウは秋に青紫色の実をつけ、その中に種があります。
ただし種からの栽培は発芽に時間がかかるうえ、生育もゆっくりなため、家庭では株分けで増やすのが現実的です。
龍の髭とタマリュウの違いは?
タマリュウは「リュウノヒゲ(龍の髭)」の園芸品種のひとつです。
よく混同されますが、サイズや用途に違いがあります。
| 項目 | タマリュウ | リュウノヒゲ |
|---|---|---|
| 草丈 | 5〜10cm | 15〜30cm |
| 葉の特徴 | 短く密に茂る | 長く伸びる |
| 主な用途 | グランドカバー・飛び石周り | 庭木の下・縁取り・和風庭園 |
| 広がり方 | コンパクト | やや大きく育つ |
芝生の代わりや飛び石の隙間を埋めたいならタマリュウ、庭木の根元や自然風の植栽にはリュウノヒゲ、という使い分けがおすすめです。

見た目はよく似ていますが、サイズ感がかなり違います。購入前にちゃんと名前を確認してみてくださいね。
何年生きる?
タマリュウは多年草(常緑性)で、適切に管理すれば10年以上、場合によっては数十年にわたって育てることができます。
株の「寿命」というよりも、環境が合っていれば株分けを繰り返しながら長く維持できる植物です。
長く育てるためのポイント
- 株が混み合ってきたら定期的に株分けをする
- 水はけのよい場所を選ぶ
- 植え付け初年度はしっかり水やりと除草をする
一度根付けば毎年新しい葉を出しながら少しずつ株を大きくしてくれます。
「長く付き合える緑」として、じっくり育てる楽しみがある植物だと思いますよ。
『タマリュウは植えてはいけない』のまとめ
この記事では、タマリュウが「植えてはいけない」と言われる理由を一つひとつ検証してきました。
あらためて振り返ってみましょう。
- タマリュウは「植えてはいけない植物」ではなく、性質を理解したうえで選ぶべき植物
- 本当に注意すべきデメリットは「成長が遅い」「植え付け直後に雑草が生えやすい」の2点のみ
- 「増えすぎる」「庭を占領する」「他の植物を枯らす」などの噂は誇張・誤解・誤り
- 日陰・半日陰でも育ち、芝刈り不要・肥料少なめで管理しやすい
- 株分けで簡単に増やせ、うまく育てれば10年以上楽しめる丈夫な多年草
タマリュウは、飛び石の間や庭木の根元など「人があまり歩かない場所の緑化」にとても向いています。
「植えて後悔した」という声の多くは、成長の遅さや初期の雑草対策への準備不足によるもので、あらかじめ知識を持って植えれば防げることがほとんどです。
あなたの庭の環境や目的と照らし合わせて、タマリュウを選ぶかどうかを判断してみてください。

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