庭造りって、憧れるけど途中でやめちゃう人、多いですよね。私も以前、見よう見まねで庭いじりを始めたものの、思った以上に大変で「これは無理かも…」と感じたことがあります。
でも、ちょっとしたコツで続けられるようになったんですね。
今回は庭造りに挫折しがちな人のために、以下のポイントをじっくり解説していきますね。
- 庭造りに挫折しやすい人にはある共通の特徴がある
- ちょっとした工夫で無理なく続けられる方法がある
- 投げ出してしまうと意外と大変なことになる
「また失敗するかも…」と思っている方も、大丈夫です。この記事を読めば、自分のペースで楽しく続けられる庭造りのヒントが見つかるはずです。一緒に理想の庭づくりを目指しましょう!
庭造りに飽きたり、挫折する人の特徴
庭造りを始めたはいいけれど、途中で挫折してしまう人には、いくつかの共通点があります。自分に当てはまるところがないか、チェックしてみましょう。
計画性の不足
庭造りでつまずく一番の原因は、実は「計画不足」なんです。私の友人も「とりあえずやってみよう!」と張り切って始めたものの、予想外の事態に次々と直面して挫折してしまいました。
- 設計や費用計算が不十分なまま始めてしまう
- 電気・水道の配置計画を後回しにする
- 季節ごとの作業量を見積もっていない
特に水道の配置は後から変更するとなると大工事になります。「あとで考えよう」と思っていると、結局は二度手間、三度手間になってしまうんですよね。私も最初は「なんとかなるでしょ」と思っていましたが、配管の位置を間違えて苦労した経験があります。
計画不足は予算オーバーにも直結します。「ちょっとこれも、あれも」と材料を買い足していくうちに、気づけば予算の倍近くかかっていた…なんてことも。
理想と現実のギャップ
SNSや雑誌で見る素敵な庭に憧れて始める方も多いですよね。私もそうでした。でも、メディアで見る庭と現実には大きな違いがあります。
- SNSや雑誌の完璧な庭イメージに影響されすぎる
- 手入れ頻度や植物の成長特性を軽視している
- 季節ごとの変化を考慮していない
例えば、落葉樹は秋になると葉っぱが大量に落ちて掃除が大変です。雑草は気づけばあっという間に生い茂ります。雑誌に載っている庭は、プロが日々手入れしているか、撮影用に特別にメンテナンスされたものがほとんど。
私の知人は「憧れの洋風ガーデン」を目指して高価な植物をたくさん植えたものの、維持管理の大変さに気づかず、結局ほとんどの植物が枯れてしまったそうです。理想を追いかけるのはいいですが、現実的な視点も忘れないことが大切なんですね。
完璧主義
「一度で完成形を作らなければ」という気持ちが強すぎると、小さな失敗で挫折しやすくなります。庭造りは長い時間をかけて育てていくものなのに、すぐに理想の形にしようとすると、どうしても壁にぶつかります。
- 失敗を許容できず、小さなミスで継続意欲を失う
- 一度に広範囲を手掛けようとして疲れ果てる
- 季節の変化を楽しむ余裕がない
私の近所にお住まいの方は、レンガの小道を11年かけて何度も形を変えながら完成させました。

最初から完璧を目指さず、毎年少しずつ変化を楽しむのが庭造りの醍醐味
とおっしゃっていて、本当にその通りだなと思います。
完璧主義の人ほど、一度の失敗で「自分には向いていない」と諦めてしまいがち。でも、植物は生き物ですから、思い通りにならないのが当然なんです。その不確実性を楽しめるようになると、庭造りがぐっと楽になりますよ。
手入れ負荷の誤算
庭造りで最も挫折しやすいポイントが、維持管理の負担です。始める前に考えていた以上に手入れが大変で、日常に組み込めなくなってしまうんですね。
- 落葉量の多い樹木の掃除負担
- 雑草管理の頻度と労力
- 水やりの手間
「手入れ不要」と謳う業者の言葉を信じ込んでしまうこともあります。でも実際には、どんな庭にも必ず手入れは必要なんです。私も以前「メンテナンスフリー」という触れ込みの植物を購入しましたが、実際には定期的な剪定が必要で、想像以上に大変でした。
特に見落としがちなのが、季節の変わり目の作業量です。春の植え付けや秋の落ち葉掃除など、一時的に作業が集中する時期があることを考慮していないと、その負担に耐えられなくなってしまいます。
庭造りを投げ出さないための5つの対処法
挫折しそうになったときの対処法を知っておくと、庭造りを長く続けられるようになります。私自身も何度か挫折しかけましたが、以下の5つのポイントを意識することで続けられるようになりました。
- 自分のペースを大切にする
- ゾーニングで手入れの範囲を限定する
- 雑草対策を徹底する
- 手入れが簡単な植物を選ぶ
- 初期コストをかけて長期的な負担を減らす
自分のペースを大切にする
庭造りは競争ではありません。自分のライフスタイルに合った無理のないペースで進めることが、長く続けるコツです。
- 週末だけの庭いじりでも十分楽しめる
- 一度に全てを変えようとせず、小さなエリアから始める
- 季節ごとに1つのプロジェクトに絞る
私の場合は「毎週土曜の午前中だけ」と決めて庭いじりをしています。それだけでも少しずつ理想の庭に近づいていくのが実感できて楽しいんです。「今年は花壇だけ」「来年はウッドデッキを作る」というように、一年ごとの目標を設定するのもおすすめです。
無理なく続けられるコツは、自分の生活リズムを崩さない範囲で庭と向き合うこと。庭のために生活を犠牲にするのではなく、生活の中に自然と庭造りが組み込まれるようにしましょう。
ゾーニングで手入れの範囲を限定する
広い庭全体を一度に手入れするのは大変です。庭を目的別にゾーン分けして、手入れの必要な範囲を限定すると、ぐっと楽になります。
- 植栽ゾーン:植物を集中して植える場所
- くつろぎゾーン:ウッドデッキやテラスなど
- 通路ゾーン:砂利や舗装で覆う場所
我が家では、家から見える一角だけを「植栽ゾーン」として集中的に手入れし、その他の部分は砂利敷きにしています。これだけでも雑草の管理がグッと楽になりましたよ。
特に子育て中の方や仕事が忙しい方は、手入れが必要なエリアを最小限に抑えることが大切です。「全部きれいにしなきゃ」という気持ちは捨てて、見せ場となるポイントだけを重点的に手入れすれば、見栄えも良く、負担も減らせます。
雑草対策を徹底する
庭造りで最も時間と労力を奪うのが雑草との戦いです。ここを効率化できれば、庭造りが格段に楽になります。
- 防草シートを敷いて雑草の発生を抑える
- 砂利や防草マルチングで地面を覆う
- グランドカバー植物を活用する
私が特におすすめなのは防草シートと砂利のセットです。最初は費用と手間がかかりますが、長い目で見ると雑草との戦いから解放されるので、投資する価値は十分あります。
また、ツルニチニチソウやアジュガなどのグランドカバー植物を植えると、地面を覆って雑草の発生を抑えてくれます。一度根付けば水やりもほとんど不要で、手間いらずです。最初の植え付けだけしっかり行えば、あとは自然に広がってくれますよ。
手入れが簡単な植物を選ぶ
植物選びも継続のカギです。手入れが大変な植物ばかり選んでしまうと、どんどん負担が増えていきます。
- 宿根草など、毎年植え替えが不要な植物を選ぶ
- 生長がゆっくりな木や低木を中心に植える
- 地域の気候に合った在来種を選ぶ
クリスマスローズやアガパンサスなどの宿根草は、一度植えれば数年間は植え替えなしで楽しめます。また、ソヨゴやドウダンツツジのように生長がゆっくりで剪定頻度の少ない樹木を選ぶと、手入れの負担が大幅に減ります。
私が失敗したのは、最初に選んだ植物が育ちすぎて手に負えなくなったこと。今は「大きくなりすぎない」「剪定が少なくて済む」植物を中心に選んでいます。また、地域の気候に合った植物を選ぶと、水やりなどの手入れも少なくて済みますよ。
初期コストをかけて長期的な負担を減らす
最初にある程度のコストをかけることで、長期的な手入れの負担を大幅に減らせます。これは「投資」と考えましょう。
- 自動灌水システムの導入
- 高品質な防草シートの使用
- 耐久性の高い資材の選択
例えば自動灌水システムは初期費用がかかりますが、水やりの手間がなくなるだけでなく、植物の生育も安定します。我が家でも導入して本当に助かっています。特に夏の水やりは本当に大変なので、自動化できるとかなり負担が減りますよ。
また、ホームセンターで安い防草シートを買うと3年程度で劣化してしまいますが、少し高くても耐久性の高いものを選ぶと10年近く持ちます。長い目で見れば断然お得なんです。
庭造りを途中で投げ出した場合の末路
庭造りを途中で投げ出すと、どんな状況になるのか。実際に挫折した方々の体験から、その末路をまとめてみました。
景観の悪化
庭造りを途中で放棄すると、まず目に見える形で景観が悪化します。これは精神的にも良くない影響を与えることが多いんです。
- 未完成の庭に雑草が生い茂る
- 半端に置かれた資材が劣化・散乱する
- 土壌の流出で庭全体が荒れた印象になる
私の隣家では、ご主人が庭造りを途中で投げ出してしまい、半年ほどで庭は雑草だらけに。未完成のウッドデッキは雨風にさらされて変色し、見るも無残な状態になってしまいました。
住宅の美観を大きく損ねるだけでなく、不用意に放置された庭は害虫や野生動物の住処になりやすいという問題もあります。
特に梅雨時期は、手入れされていない庭の土壌が雨で流され、排水不良を起こすことも。単に見た目だけの問題ではなく、家の基礎にまで影響を及ぼす可能性があるんです。
心理的影響
意外と見落とされがちなのが、未完成の庭が与える心理的な影響です。私自身も挫折を経験し、その後の気持ちの変化を強く感じました。
- 未完成の庭を見るたびにストレスを感じる
- 達成感を得られないまま自己嫌悪に陥る
- 屋外空間を活用できなくなる
毎日窓から見える未完成の庭は、常に「やり残した宿題」を思い出させるようなもの。私の友人は

家に帰るたびに庭を見るのが嫌で、カーテンを閉めきって生活するようになった
と話していました。
せっかくの屋外空間が使えなくなると、家族でのバーベキューや子どもの遊び場など、家での楽しみが一つ減ってしまいます。家族の生活の質にも大きく影響するんですね。
再開の難しさ
一度中断した庭造りを再開するのは、思った以上に難しいものです。時間が経てば経つほど、ハードルは高くなっていきます。
- 時間の経過とともにモチベーションが低下
- 当初のデザイン構想を忘れてしまう
- 既存の作業の撤去から始める必要が生じる
放置された庭を再開するには、まず荒れた状態を元に戻す作業から始めなければなりません。これが意外と大変なんです。私の叔母は3年間放置した庭を再開しようとしましたが、雑草の除去だけで2週間もかかり、途中で断念してしまいました。
また、長期間放置すると当初考えていたデザインのイメージが薄れ、「何がしたかったんだっけ?」という状態になることも。結局、新規プロジェクトとして一から考え直した方が効率的という判断になることも多いんです。
庭造りに飽きる・続かない人のための対処法のまとめ
庭造りを長く楽しむためのポイントを振り返ってみましょう。ちょっとした心がけで、挫折せずに楽しく続けられるようになりますよ。
- 計画性を持ち、無理のないスケジュールを立てる
- 完璧を求めず、少しずつ変化を楽しむ姿勢を持つ
- 手入れの負担を減らす工夫(ゾーニング、防草対策など)を取り入れる
- 自分の生活に合った範囲で庭と向き合う
- 長期的視点で初期投資を考える
庭造りに飽きる・続かないと悩んでいる方も、これらのアドバイスを参考にしてみてください。完成した庭を毎日眺めながら、「あの時頑張って良かった」と思える日が必ず来ますよ。
私も今では休日の庭いじりが楽しみになり、少しずつ理想の空間が出来上がっていく過程を楽しんでいます。庭は一日にして成らず、という言葉もあるように、長い時間をかけて育てていくものなんですね。
あなたもぜひ、自分のペースで無理なく続けられる庭造りを見つけてみてください。きっと素敵な空間が生まれ、日々の生活に潤いをもたらしてくれるはずです。
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